SHIMIZU_NORIAKI

基本的にメモ代わり

宗教的理念とビジネスの交差点:100円アイスクリームの哲学

利益率の悪い人間の為に物を作るのって宗教なんで、宗教が無くなると君らが買えるものは消滅します。
君らの文化的な暮らしを支えているのはテクノロジーでも知識でもなく宗教であり、宗教なしにその暮らしは実現しません。

例えば同じアイス工場でも貧乏人相手に100円のアイスを大量に作るより、金持ち相手に300円のアイス作るほうら楽なんすよ
小さい工場でいいし、利益もたくさん出るし、商品開発だって自由度が高くて面白い。貧乏人相手に100円でとなると作れるアイスなんて限られてるけど

300円のアイスなら、砕いたナッツを入れてみようとか、良く粘るモチモチした新しい食感とか、いろんなことが出来るんで作る方も面白いんすよ。面白い仕事だからいい人材も集めやすい。

一方で100円アイスなんて利益は出ないし、出来ること少ないし、顧客の母数が大きい上に貧乏人だから、それだけ客にキチガイが混ざりやすく、意味不明なクレームが飛んで来やすい、儲からない・仕事が面白くない・客がカス。個人的な利益を考えたらマジでやる理由一切ないクソ仕事ですよ。


これを素晴らしい仕事にするには宗教が必要なんですよ。まず「貧富の差が無くすべての人が幸せな世界」という宗教的理想があって、
その理想から「日本中の人が心置きなくアイスクリームを食べられる社会にしたい」という夢が生まれ、その夢を叶えるために工場を動かすから素晴らしい仕事になる。


そして、その工場を動かすためには、単に労働者としてではなく、信念と共に働く人々が必要です。
一般的に人々は報酬や待遇、キャリアパスによって仕事を選びますが、彼らは宗教的な信念によって動かされます。彼らはただアイスを作るだけではなく、自分たちが何か特別な使命を果たしていると感じるでしょう。それは、人々が心からアイスを楽しむことができるような社会を作り出すという使命です。

しかしながら、宗教的な理想は、実際のビジネス環境においても大きな役割を果たすことができます。宗教的な信念は、厳しい競争環境や経済的な困難を乗り越える強い意志となり得ます。
また、信念を持つことは、顧客に対する企業の姿勢やブランドの評価にも大きな影響を与えます。信念に基づく行動は、顧客の信頼を得て、結果として長期的なビジネスの成功につながることが多いのです。

そのようなビジネスモデルは、高価な製品を製造することに集中するよりも、より多くの人々にサービスを提供し、全体的な幸福を増大させることを目指します。それはまた、ビジネスが社会全体の福祉に貢献する方法の一つであり、そのような価値観はしばしば宗教的な理念と結びついています。


しかし、これは宗教が唯一の答えではないことを明確にしておきます。他にもエシカルなビジネスの考え方、環境に優しい取り組み、社会的な公正を推進するためのビジネスモデルなど、さまざまな方法があります。宗教的な観点だけでなく、さまざまな視点から問題を考えることが、より良い社会を作り出すための解決策を見つける鍵となります。